野津塾をつくった母が亡くなって、はや半年が過ぎました。
ブログの更新が途絶え、ご心配をおかけして大変申し訳ありませんでした。
母の後を引き継ぎ、塾の総責任者として日々の仕事をこなすことだけで精一杯でした。
毎日の授業の後、明け方まで仕事をして、数時間だけ眠ったらすぐまた塾へ戻る繰り返し。
いただいた授業料に見合う結果が出せなければ、塾を続けるべきではないと自分に言い聞かせ、責任を果たせ、病床の母に「あとはまかせて」と言った約束を果たせ、と歯を食いしばってここまで頑張ってきました。
週に何日かは家にも帰れない忙しさの中で心身をすり減らし、何度も倒れそうになりながら(年末に一度インフルエンザで倒れました)、ようやく高校受験と期末テストを乗り切りました。
この半年、ずっと考えていたことは、このままこの塾を続けるべきだろうかということです。
授業の質が保てていないのではないか、この激務では体がもたないのではないか…
45年の経験をふまえて、どうすれば勉強がわかるようになるかという教え方自体は、塾としてほぼ確立したと感じています。
生徒たちが塾の授業に真面目に取り組んでくれれば、必ず成績は上がると自信を持って言えます。
ただ、それを理想通りに全て行うには私一人では力が足りません。
迷っていた私の気持ちを変えてくれたのが、川上先生をはじめ、大田先生、大場先生、平山先生、新井先生たちの献身的な協力と、新たに塾に加わってくれそうな卒塾生たちの存在でした。
今春に大学へ合格した卒塾生の一人は、塾でアルバイトさせて下さい、母に「受けた恩を返しておいで」と言われましたと伝えてくれました。
恥ずかしながら、私は家に帰って泣きました。
こういう心のつながりと信頼があるから、野津塾は続いているんだなと思います。
さっそく、明日から新1年生の体験入塾も始まります。
まだ、数名の空席もありますのでお気軽にお問合せ下さい。
私も全力を尽くして信頼にこたえます。
野津塾
野津昌生